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お口の健康は全身の健康につながる

10年後も20年後も自分の歯でいるために何をすべきでしょうか?

よく噛み締めておいしく食事が出来るというのは、人生最大の楽しみのひとつ。
またニッコリと自信を持って笑える口元はあなたに元気と自信を与えてくれます。

健康を維持することは最も価値があることのひとつ。
ずっとずっとそんな嬉しくて楽しい人生を送るために、適切な治療と対策を意識的に行い、
一度治した歯を再び悪くしないための「予防」が最も大切なことなのです。

正しい予防を行うには、
・むし歯や歯周病のリスクを減らす
・噛む力と上手に付き合う
・加齢や体調に変化に応じて適切な予防処置を講じる

以上の3つがポイントになります。

むし歯や歯周病のリスクを減らす

むし歯や歯周病は、(1)生活習慣病 (2)感染症 という二つの側面を持っています。
したがって生活習慣病としての対策(歯磨きや食事・生活指導)に加えて、
新しい発想である「感染症対策」としてのむし歯・歯周病予防が大切なのです。

【自分で出来ること】
歯磨きで大切なのは、「タイミング」
歯を磨いているつもりなのに、むし歯や歯周病がなくならないのはなぜでしょうか?

それは磨いているのに実際には磨けていないからです。
むし歯、歯周病、口臭など口の中の病気やトラブルを予防するためには、何よりプラーク(歯垢)をためないこと、増やさないことが第一です。

そのためには歯の表面、周囲の歯ぐきと歯の間の溝(歯周ポケット)をいつも清潔に
保つよう心がけることが肝心です。

上手で効果的な歯磨きをするためには、適切なタイミングで歯磨きをすることが大切。
就寝中は、バイ菌が一番繁殖しやすく、むし歯や歯周病が発生したり進行する時間です。
「除菌」の目的で、まず1日2回起床直後と就寝前に磨いてお口の中を一番良い状態に
リセットすることが大切です。

むし歯や歯周病予防を重視するなら就寝前に。口臭予防を重視するなら起床時に。
最低5分以上、念入りに磨きましょう。

歯の裏側や歯と歯の間は、磨きにくく意識して磨く必要があります。
食後は「食べカスを取り除く」ことを目的に、さっと行うのがいいでしょう。

もちろん、自分に合った道具を選びも大事なポイント。

歯並びや手の器用さは人によって違います。
ですから歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシなどあなたに最適な器具を選ぶ必要があります。当院では、あなたに最適な道具をアドバイスも行っています。

きちんと磨けているかどうかは、やはり私たちプロの目で見てチェックしたほうが正確です。
歯磨きのプロである、歯周病専門医の副院長と歯周病学会認定のベテラン衛生士が、
あなたに合った方法で歯磨きが出来るように指導させていただきます。

自己流の歯みがきでは、磨きすぎたり、誤った方法によって歯や歯茎を傷つけてしまう
場合があります。

当院では、プラークを赤く染め出す薬(カラーテスター)を使って、
磨けているかの指導も行っています。自宅で行うことも可能ですので、
定期的にチェックしましょう。

いい唾液を作る環境づくりとは?
お口の健康を保つには、唾液の存在が欠かせません。

唾液は口腔周囲の筋肉に挟まれて分布している、唾液腺と呼ばれる器官で作られます。
唾液腺は自律神経によって働きを制御されています。

噛んだり笑ったり、よく口を動かすことは直接唾液腺を刺激。
唾液の分泌を促します。また、胃や腸の働きと連動して自律神経のリズムを整えてくれます。

唾液の99.5%は水です。したがって唾液を産生しやすく、質のよい水分を十分摂取することが
大切です。

糖分を"取らない"ではなく、"残さない"
糖分は体にとって重要な栄養素です。
しかしながら同時にバイ菌の栄養素となり、乳酸などが産生されて歯を溶かしてむし歯を
発生させたり、口臭の原因ともなります。

お口の中の健康にとっては糖分の摂取量の多寡ではなく、できるだけお口の中に糖分を残さない
ようにすることが重要なのです。

【私たちがすること】
むし歯予防のプログラムづくり
むし歯は、歯の表面に付着した原因菌が糖分を取り込み、産生された酸によって
歯が溶けてしまうことで発症します。

つまり、バイ菌、歯、糖分の3つが同時に一定時間存在してむし歯は発生するのです。

当院ではこの3つの要素を調べるリスク検査を導入し、
むし歯菌の量、唾液の質(中和力・緩衝能など)、を調べ、お一人お一人にあった
予防プログラムを立案しています。

むし歯をつくらない生活の指導
むし歯や歯周病は、特に夜間や就寝時に悪化するといわれています。
したがって夜間・就寝中の口腔内環境を、できるだけ良好に保つことが大切です。

必要に応じて食生活記録を付けていただき、適切で効果的なライフスタイルを
提案させていただきます。
バイ菌の増殖を抑える働きのあるキシリトール含有のガムなどを
積極的に使用してもらう場合もあります

PMTC
むし歯や歯周病菌はバイオフィルムと呼ばれるヌルヌルして強固な膜の中に生息しています。
これを専用の器具を用いて完璧に除去する感染症対策。
定期的に実施することで高い予防効果が期待できます。

濃度の高いフッ素の塗布
フッ素には(1)歯の再石灰化を促進する (2)酸に強い歯を作る (3)むし歯菌が酸を作るのを
抑えるといった予防効果があります。

当院では比較的高濃度のフッ素を使用しています。

3DSで原因菌を殺菌
3DSとは「dental drug delivery system」の略で、
抗菌剤によりむし歯や歯周病の原因菌を殺菌して予防する方法です。

PMTCで歯をきれいにした後、オーダーメイドで作成した歯を覆う
カスタムトレーに抗菌剤を入れ、それを数分はめて殺菌します。

ご自宅でもご自分で実施していただくことで、格段に予防効果が高くなります。
適宜数ヵ月ごとに細菌数をチェックして、
予防効果が落ちてきた場合に再度3DSを行い予防する方法です。

噛む力と上手に付き合う

例えば、お豆腐を食べるのにきんぴらごぼうを噛み締めるように噛んだりはしませんね。

それは食べ物に合ったな力で噛むように脳がコントロールしているからです。
ところが眠っている間はそういうコントロールが全くなされず、
筋肉が出せる最大の力でくいしばったり歯ぎしりしたりしているのです。

この力は破壊的に作用します。
必要以上に歯をすり減らしたり、ヒビ、欠け、場合によっては詰め物や被せた冠が
磨り減って穴が開いてしまったり、取れたり壊れたりします。
それは新たなむし歯の原因となったり、支えている骨を破壊して歯周病を
進行させることになります。

また、場合によっては、アゴの関節に悪い影響を及ぼします。
進行すれば、口を開け閉めする際に痛みが生じたり、開けづらくなってしまう(顎関節症)ケースも。

ですから噛み合わせを調節したり、ナイトガードといって夜間などに力を分散させて歯を
保護する薄いマウスピースを装着してお口の健康を守ることもあります。

加齢や体調に変化に応じて適切な予防処置を講じる

肉体年齢を出来るだけ若くすることで、抵抗力を保ち機能低下を防ぐことができます。
しかし、加齢による口内機能の低下は避けられないのが現実です。

機能低下を補うため、予防処置を患者さまと一緒に積極的に実行していきます。

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