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10年後、20年後も歯を長持ちさせる
歯を失う3つの原因
歯を失う原因は大きく分けて、
「むし歯」
「歯周病」
「噛み合せ」
...の3つがあります。
正しい処置と対策を行えば、歯をずっと元気な状態で維持することができます。
それぞれの治療法と対策をご紹介します。
【歯を長持ちさせるための様々な配慮】

むし歯の治療法
むし歯は進行状況に合わせた丁寧な対策が必要です。
【1.軽度なむし歯の場合】
軽度なむし歯の場合は、確実にむし歯を除去カリエスチェックし無菌化して、しっかりと欠損部分を詰める接着性レジンを使うことが大切です。
【2.進行したむし歯の場合】
進行したむし歯には、上記に加えて無菌化のために積極的に薬剤3MIX を用いること。
そして、むし歯を取り除いた欠損部分を必要に応じてマイクロピンなどで十分に補強を行わなければなりません。
神経の治療が必要な場合には、ラバーダムを用いて無菌的根管治療を行います。
また、神経を失うと歯がもろくなるので、グラスファイバーなど用いてより厳密な補強を行い、相手の歯と調和して噛み合い、有害物質が溶け出ない性能の良い冠をかぶせることなどが不可欠です。
【3.むし歯が骨の方まで進んでいる場合】
むし歯が歯ぐきの下、骨の方まで進んでしまうと、そのままでは、むし歯を完全に取り除くことが不可能です。
その場合は歯を少し引っ張りあげて処置を行います(歯の挺出)
むし歯の感染が歯の根の先の骨まで広がり、通常の歯の神経治療では難しい場合には、外科的根管治療や歯の再植といった高度な治療で歯を救うことが出来る場合もあります。
どうしても抜かなければならない場合も、親知らずや傾いて生えて噛んでいない歯などを移植できることがあります。
【歯を守る性能の良い冠をかぶせる】
性能のよい冠をかぶせることは、治療後に歯を長持ちさせるために重要なことです。
材料の選択に当たっては、安全性、適合のよさ、長期的に材質が安定していること、硬さが歯と同じ、そして見た目が自然といった要素を考慮していきます。
歯周病の治療法
歯周病で歯が失うことを防ぐためには、原因を除去し、抵抗力を上げる治療が有効です。
【1.原因を取り去る】
「感染のコントロール」と「力のコントロール」を行い、歯周病の原因を取り去っていきます。
「感染のコントロール」とは歯周組織(歯を支える骨、歯と骨をつなぐ歯根膜、歯ぐき)を破壊する直接的な原因であるバイ菌を、ブラッシング・非外科的処置の反復・3MIXなどの薬物療法、外科的治療などによって除去することです。
奥歯の清掃性を上げるために必要に応じて歯の分割をおこなうこともあります。
「力のコントロール」とは、上下の歯の噛み合わせの調整、歯の連結固定、歯にかかる強すぎる噛み合せ力を調整(ナイトガードを用います)して、歯周組織にかかる負担を軽減させます。
【2.抵抗力を上げる】
2つめは抵抗力を上げること。免疫を高めて歯周病に負けない歯・歯周組織へ改善していきます。
局所的には、適切な噛み合せと、ブラッシング時の歯ぐきへの適度な刺激により、血行を良くします。
そして、骨・歯根膜を強化し歯ぐきの角質層を厚くすることで、抵抗性が高まります。
全身的には、免疫力の向上、基礎疾患のコントロール、健康の増進が大切です。
歯周病は血管の病気とも言われています。末梢血管の血流も低下させ、血管壁の抵抗性の低下を引き起こす喫煙は徐々に確実に歯周病を悪化させてしまいます。
かみ合わせ
歯に過度な負担をかけないよう噛み合せの「バランス」と「力」の正しい調整が必要です。
【1.バランス】
噛みあう歯同士、アゴの左右・前後、そして咀嚼時において、噛み合せの「バランス」が悪いと歯にさまざまな不具合が生じます。必要に応じて噛み合せを調整したり、歯並びを改善していきます。
【2.力】
日中はもとより、就寝時の歯ぎしり・くいしばりによる「力」の偏りは、歯周組織の破壊を引き起こす大きな要素です。
適切な噛み合せに加えナイトガードなどを用いて歯と歯周組織を守ることが大切です。
インプラントや入れ歯を用いて噛める歯を増やして「力」を分散させることも大切です。
歯を維持するには、やっぱりメインテナンス
人間の体は時間とともに変化します。またさまざまなリスクにさらされ続けています。
したがって歯を長きにわたって維持して行くためには、定期的に「メインテナンス」をすることがどれも大切。
変化に対応した適切な調整と、リスクを下げる処置などを継続的に受け、末長く天然の歯の健康を維持していきましょう。
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